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2007年7月6日、銀座2丁目の並木通りに、今までの銀座にはない大人の社交場「砂漠の薔薇」がオープンします。イタリア料理店「イルピノーロ」やイタリアンジェラード店「マリオジェラテリア」などを手がけるスティルフーズとオペレーションファクトリーの、二つのレストラン・プロデュース会社が、コラボレーションをすることで業界でも注目のプロジェクト。フロア面積200坪。ダイニング、スタンディングバー、ラウンジ、そしてカラオケなど、さまざまな表情を魅せる空間を配した話題のスポットです。このお店のオープンに先駆け、スティルフーズ代表の鈴木茂和氏とオペレーションファクトリー代表の笠島明裕氏が「砂漠の薔薇」について語り合いました。

銀座にない“大人の社交場”を作りたかった

笠島 明裕 (以下:K)

もともと銀座は、高級和食店や高級クラブがあることで有名ですが、有名店からカジュアルなお店まで、飲食店がとにかく多い街です。そこに、さらに新しく飲食店ビルが続々と建てられ、供給過剰の飽和状態になっていると思うんです。けれど、銀座に足りないものがある。それが、高級クラブとかではない、大人の夜の社交場だと思ったんです。


鈴木 成和 (以下:S)

実は、銀座は、夜食事をしてから、22時以降、遊びにいける場所がないんですよ。麻布や青山とは違って、敷居の高いバーまたは居酒屋ばかりで、OLや若いビジネスマンが行けるお店がない。「砂漠の薔薇」の前身「カユマニス」では、“大人の遊び場”をイメージしてたんだけど、料理のほうが目立ってしまったり、へんに高級店のイメージがついてしまって、なかなか自分の思い描く通りにはいかなかったんですよ。そこで一度閉店してリセットしようと考えていたときに、笠島さんと出会ったんですよ。


K:

実は、銀座にお店を出したいと思って、狙ってはいました。でも、みんなと同じことをやっても仕方がない。だから、大きな空間で、朝まで営業できるお店。今まで銀座にはなかった新しい業態のものを作りたかったんです。それに、飲食業界にとっても、銀座は世界的にみても憧れの街ですからね。今回、念願叶いました。


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S:

料理人の名前や料理でお店に人を呼ぶオーナーレストランとは違い、我々プロデュース会社のレストランは、お店のスタッフがいい、そこにいるお客が面白い、行ったら楽しいことがある、というエンターテインメント性が大事だと思うんだよね。もちろん、料理もその要素のひとつだけど、同じ食べて飲むだけでも“あそこに行ったら楽しい”みたいな、他とは違う居心地のよさや特別感が大事だと思うんですよ。


K:

そうなんです。銀座に来る人が求めているものが、実は今の銀座になかった。高級感もあって落ち着けてお洒落で……。「あそこいいよね」って20代後半〜30代くらいの世代の人たちが言えるお店がなかったんですよ。


S:

そこで、お互い同じことを考えているんだったら、“銀座の大人の社交場作り”を一緒にやりましょう、ということになり、「砂漠の薔薇」が誕生したんです。




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街が求めている飲食店作り
それがレストラン・プロデュース

K:

プロデュースというのは、自分のやりたいことを具現化するのではなく、そこに来る人たち、街が求めているものを具体的な形にすることだと思うんです。このところ、異業種の人たちが、レストラン運営に参画したりしますが、なかなか上手くいかない。それは、街が求めていることをちゃんと分かっていないからだと思う。


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S:

そうだろうね。銀座だけでなく、今とにかく飲食店が多い。けれど、すぐにダメになってしまうお店も本当に多いよね。レストランの運営&経営って、華やかにみえるかもしれないけど実はとても難しい。そのことは、我々が身をもって知っているから、リサーチやコンセプト作りは徹底してやっている。


K:

それに作りっぱなしもダメ。世の中は刻々とかわっているから、それに対応していかないと。ユーザーが求めているものにきちんと応えていけないとお店は時代に取り残されてしまう。だから、現場のスタッフはもちろん、プロデューサーやディレクターたちも、世の中の変化を察知して、ケアできることが愛されるお店を作る秘訣だと思います。


S:

よく店舗展開について質問されることがあるけど、今後何がどう流行るかなんて分からないじゃない? だからまず一軒きちんとやってみて、様子を見てそれに対応していくことが大事。今回の「砂漠の薔薇」もまずは、ちゃんと着陸させて、銀座に定着させないことには何も始まらないし、わからない。


K:

そう、まずは「砂漠の薔薇」をきっちりやってから、その先の銀座の街のことを考える。そして他のエリアのこともーー。



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銀座になかった! 銀座を変える!
大人のわがままに対応する食空間

S:

「砂漠の薔薇」は、いろんな要求に応えられるお店。銀座ではできなかったことができるお店です。100人を越えるパーティも可能だから、結婚式の二次会やイベントもOK。大小の合コンもできちゃう。そうかと思うと、スタンディングバーで1人でも飲めるし、ちゃんと食事をしたい人には、オリエンタルテイストをアレンジしたイタリアンも食べられるので、目的に合わせてフロアを選んで楽しんで欲しい。


K:

人と人が出会い、触れ合えて、そこに心地よい音楽もあるような空間。実は、お店のネーミングは3週間くらい悩んだんですよ。今まで銀座になかったーー、そう、砂漠の中に一輪の薔薇が咲いたオアシスのような食エンターテインメント空間。そんな思いを込めて「砂漠の薔薇」にしました。


S:

ホント、面白いお店ができました。OLやビジネスマン、夜のお仕事の人たち……、いろんな人に来てもらえたら嬉しいです。


K:

毎週金曜と土曜の夜には、特別イベントも企画しています。食事やお酒、音楽、そして素敵な出会いもありそうな楽しい夜を過ごしてもらえればと思います。


鈴木&笠島:

では、「砂漠の薔薇」で逢いましょう。


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